高市首相の誕生から1カ月、政治の動向を知る日々が楽しい。それまでの政治の動静と言えば、陰々滅々な情報ばかりで日々の暮らしにも暗い影を落としていたが、高市首相が就任して顔を上げて暮らせる日々になった。片山財務大臣を初め閣僚の方々も元気いっぱいだ▼親しくしている先輩が85歳の誕生日を迎え、「高市さん、大谷さん、トランプさんたちの世界に接することができて幸せだ。こうした時代に生きることができていることに感謝している」とのメールを頂いた。本当に私もそう思う。高市さんは若者に大人気だ。日本の底力が髣髴と沸き上がり、これからの若い世代の方々の希望が湧き始めていることが嬉しい▼高市首相はついている。公明党に面と向かって連立を離れてくれとはとても言い出せなかったのに、勝手に出て行ってくれた。その公明党の斉藤代表は、高市首相に不届き極まりない言辞を弄した今回の薛剣駐大阪総領事と、にこやかに記念写真に収まっている。一体これまでどこを向いて与党として政治を行っていたのか▼中国は台湾を巡る今回の日本政府の毅然たる動きを受けて、日本への渡航自粛を発出したという。これも棚からぼた餅に等しい。それでなくても全国各地で犯罪的騒動を起こす中国観光客に手を焼いていたところだ。清々する。(令和7年11月24日号)