このところマスコミは「オールドメディア」といわれ、SNSが中心になりつつある。海外ではわが国よりも早く情報手段としてSNS利用が拡大しているが、古くからのメディアの存在感は決して薄れてはおらず権威ある情報源として重宝されている。ではなぜ、わが国のマスコミは凋落し続けるのか。今や我が国の若者はテレビを見ず、新聞を読まない。正確で為になる情報が発信されていないからだ。民放は芸能仲間が寄り添ってクイズに興じ、笑い合っている。NHKに至っては住所変更すれば知らせろと、受信料の取りっぱぐれを逃すまいと必死だ。では政治に関わる報道になればどうかと言うと、これがまたとんでもない。例えばトランプ大統領のイラン攻撃についても、同国ではイラン革命指導者によって多くの国民が殺害され自由を奪われているが、悪者はトランプだとの情報しか流さない。先日、在日イラン人が米大使館前でトランプに感謝する応援集会を開いたが、マスコミは一切報じない。新聞は「高市首相は会見を開かないので、国民の知る権利を阻害している」と非難するが、高市首相は偏った情報のみ切り取るマスコミを信頼しておらず、情報はSNSを通じて公開していると述べている。もはやマスコミ報道を経なくても政策が伝わる方向に転換している。その淘汰は自然の流れと言えよう。(令和8年4月27日号)