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 高市首相の台湾有事を巡る答弁を受けて中国側が様々に反論していることは周知の通りだが、私は高市首相の発言は我が国政府のこれまでの立ち位置を示したにすぎず何ら問題ないと考えている。中国は逆切れして海産物の輸入禁止や訪日旅行の自粛などを公言しているが、勝手にやればよろしい。国内には経済的損失だなどと弱音を吐く企業もあるが、そもそも中国に頼って何らかの利益を得ようなどと考えること自体が間違っているのである。我が国は正々堂々と正道を歩めば良いのである▼ところで今回の一連の動きを受けて、私はこれまで中国の宣伝工作にまんまと踊らされ、大きな誤謬をしていたことに気づかされた。というのは、中国が事あるごとに「一つの中国」と言うのを真に受け、台湾は中国領土の一部であり、「台湾のことに口を挟むのは内政干渉」だという中国政府が繰り返して言うことに反論してこなかった。しかし考えるまでもなくこれは全く違う。中国共産党が第2次世界大戦を通じて台湾駐留の蒋介石軍を破り台湾を統一した事実はない。大戦後、戦勝国が国際連合の常任理事国を決める際、大陸の中国と蒋介石率いる台湾の中国の二つを常任理事国に入れることはできないため、当時発言力の強かった大陸の中国、すなわち中国共産党政府を、「一つの中国」として選択したのであり、その意味合いとしての一つの中国なのである。決して台湾を含むという意味での一つの中国ではない。台湾は名実ともに独立国であり、現に同国民の総意によって選ばれた一つの政府が豊かな国を築いているのである。(令和7年12月8日号)

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